シース熱電対温度センサ カスタマイズ

シース形センサはシース部分を(針金の様に)曲げた状態に保持できる内部用温度センサです。グリップ部の形状・シース外形/長さ/材質/コーティングの有無・熱接点の種類 など項目を組み合わせることにより、よりお客様の用途にあった温度センサにすることができます。

画像


変更できる 8 部分

1 形状とコーティング

12-3-4-5-6-7-8
画像

グリップタイプ・テフロンコーティングなし

画像

スリーブタイプ・テフロンコーティングなし

*シース外径がφ0.25/0.5(mm)はスリーブ寸法がφ5×30(mm)/スプリングなし の製作となります。

画像

ターミナルボックスタイプ・テフロンコーティングなし
*シース外径1mm以上での製作になります

画像

グリップタイプ・テフロンコーティングあり

*シース外径φ1.0mm(約φ1.4mm)/φ1.6mm(約φ2.0mm)/φ3.2mm(約φ3.6mm)、シースの長さ1m以内の製作となります。
()内はテフロンコーティングありのシース外径です。J3(露出形)は製作できません。

画像

スリーブタイプ・テフロンコーティングあり

*シース外径φ1.0mm(約φ1.4mm)/φ1.6mm(約φ2.0mm)/φ3.2mm(約φ3.6mm)、シースの長さ1m以内の製作となります。
()内はテフロンコーティング有りのシース外径です。J3(露出形)は製作できません。

画像

ターミナルボックスタイプ・テフロンコーティングあり

*シース外径φ1.0mm(約φ1.4mm)/φ1.6mm(約φ2.0mm)/φ3.2mm(約φ3.6mm)、シースの長さ1m以内の製作となります。
()内はテフロンコーティング有りのシース外径です。J3(露出形)は製作できません。

2 シース外径

12-3-4-5-6-7-8

φ0.25mm

*形状:A(グリップ)またはB(スリーブ)、熱電対の種類:K(タイプK)、熱接点の種類:J1(接地形)またはJ2(非接地形)、シース管材質:M3(インコネル)のみ製作できます。


φ0.5mm

*形状:A(グリップ)またはB(スリーブ)、熱電対の種類:K(タイプK)、熱接点の種類:J1(接地形)またはJ2(非接地形)、シース管材質:M3(インコネル)のみ製作できます。


φ1.0mm
(φ約1.4mm)*






φ1.6mm
(φ約2.0mm)*


φ3.2mm
(φ約3.6mm)*


φ4.8mm
*テフロンコーティングありは
製作できません。


φ6.4mm
*テフロンコーティングありは
製作できません。


φ8.0mm
*テフロンコーティングありは
製作できません。

*( )はテフロンコーティングあり(AH/BH/CH)の外径です。

●熱電対種/シース外径/シース管の材質による使用温度範囲限界(℃)
熱電対の種類タイプEタイプK

シース管の材質
(形名記号)

SUS316
(M1)

SUS316
(M1)

SUS310
(M2)

インコネル
(M3)

シース外径(mm)

0.25--- 500
0.5  --- 500
1.0  650650650 650
1.6  650650650 650
3.2  750750750 750
4.8  800800800 900
6.4  8008008001000
8.0  8009009001050

*使用温度限界は使用条件/雰囲気によって異なりますのでご注意下さい。テフロンコーティングありの使用温度限界は200℃となります。

●シース外径/熱電対の種類による応答速度と標準抵抗値
シース外径応答速度(s)標準抵抗値(Ω/m)
タイプEタイプK
0.250.4-570
0.50.9-124
1.023832
1.631513
3.2554
4.8102.62.2
6.4151.21.0
8.0200.90.7

*応答速度は熱容量、熱伝導ともに十分な被測定物にシースをシース外径の20倍以上挿入した場合における目安の応答速度です。
*標準抵抗値はシース部の標準的な抵抗値で補償導線部は含まれません。
*シースとコードの抵抗値を足した値が計測器本体の信号源抵抗を超えないことをご確認下さい。

3 熱電対の種類*この画面では選択できません。

*計測器本体と同じ熱電対の種類を選択
熱電対の種類が計測器本体と異なりますと正しい温度が表示されません。必ず計測器本体と同じ熱電対の種類をお選び下さい。

12-3-4-5-6-7-8

E

タイプE


*シース外径φ0.25/0.5(mm)、シース管材質M2(SUS310S)/M3(インコネル)は製作できません。

K

タイプK

●許容差:熱電対規格 JIS C 1605-1995 クラス2相当
熱電対の種類測定温度範囲許容差
タイプE333℃以上800℃未満±0.0075・|t|℃
-40℃以上333℃未満±2.5℃
タイプK333℃以上1200℃未満±0.0075・|t|℃
-40℃以上333℃未満±2.5℃

*|t|は温度の+/-の記号に無関係な温度(℃)で示される値です。

4 熱接点の種類

12-3-4-5-6-7-8
画像

接地形
一般用

画像

非接地形
ノイズに強い

画像

露出形
応答速度が速い
腐食性雰囲気や高圧下で長時間の使用は不可

※テフロンコーティングあり、シース外径φ0.25/0.5mmは製作できません。

12-3-4-5-6-7-8

5 シース管材質


SUS316
耐熱/耐食性に優れるが、還元炎に弱い

*シース外径φ0.25/0.5は製作できません。


SUS310(タイプKのみ)
高温での耐食性に優れる

*シース外径φ0.25/0.5は製作できません。


インコネル(タイプKのみ)
高温での強度/耐熱/耐食性に優れるが、硫黄系の雰囲気には不適当



6 シースの長さ*この画面では選択できません。

12-3-4-5-6-7-8

●シース外径、熱接点の種類とシースの最大長さ(シースの長さは100mm単位でご指定下さい。)
シース外径(mm)シース最大長
0.25L1000(1m)※
0.5L1000(1m)
1.0L1000(1m)
1.6L1000(1m)
3.2L1000(1m)
4.8L1000(1m)
6.4L1000(1m)
8.0L1000(1m)

*一般(メーカー)校正の校正温度が0℃未満または100℃超の場合、挿入長(シースの長さ)が100mm以上、500℃超の場合、挿入長(シースの長さ)が400mm以上必要となりますのでご注意下さい。 *JCSS校正は、挿入長(シースの長さ)が400mm以上必要となりますのでご注意下さい。 *シースとコードの抵抗値を足した値が計測器本体の信号源抵抗を超えないことをご確認下さい。*シース外径φ6.4とφ8.0は、長さ200mm以上でお選び下さい。*上記を超える長さをご希望の場合は別途お問い合わせ下さい。※J2(接地形)の最大長は0.5mとなります。

7 コードの種類と長さ*この画面では選択できません。

12-3-4-5-6-7-8

TS1

シース外径φ0.5mm以下
標準仕様:TSコード 1m
コード外径:φ2.3mm
被覆材質:シリコンゴム
耐熱温度:240℃

TC1

シース外径φ1.0mm以上
標準仕様:TCコード 1m
コード外径:φ4mm
被覆材質:シリコンゴム
耐熱温度:240℃

コードの長さは 0.5m単位で指定できます。

8 プラグ形状*この画面では選択できません。

12-3-4-5-6-7-8
画像

ASP

標準プラグ(熱電対種同種金属)
対応本体:HR-1*0*,AP-400 など

画像

ANP

ミニプラグ(熱電対種同種金属)
対応本体:AM-9***,HR-1*5*,AP-450,AR-1***,R-460*,HPD-3*** など

画像

W

切りっぱなし

画像

WT3,WT4,WT5

M3,M4,M5用Y端子(一般電極材)

画像

WC3,WC4,WC5

M3,M4,M5用丸穴端子(一般電極材)

画像

ANJY3,ANJY4

M3,M4用Y端子(熱電対同種金属)

画像

ANJC3,ANJC4

M3,M4用丸穴端子(熱電対同種金属)

画像

WA

バナナ端子(一般電極材)